組織概要

事業紹介

当地区内の漁業生産はその殆どをのり養殖業が占めており、組合の営む経済、非経済事業とも必然的に、これを中心に展開され、各事業とものり養殖業の進展とともに推移しています。

購買事業

組合員の漁業用資材並びに生活関連物資を系統の力により一括購入し、より良い品を安く供給するいわゆる系統購買事業です。

販売事業

  1. 乾海苔販売事業
    組合員が生産した乾海苔を全量集荷し、「味の良さ」「柔らかさ」を常に追求した「佐賀のり」を一括で販売する共同販売事業です。
    この、共販事業は昭和31年から開始し、現在では全国屈指の乾のり生産県となっております。
    現在、全国ののり生産数量は年間90億枚を超え、需給の不均衡と、消費者嗜好の変化により量から質への転換が求められています。
    当地区では、昭和49年「うまい佐賀のりつくり運動」を開始し、佐賀海苔の声価向上と漁家経済の安定に取組んでいます。
    又、平成19年度より最も品質の優れた「佐賀海苔有明海一番」をブランド化しました。
  2. バラ干し海苔販売事業
  3. カキ販売事業
  4. モガイ加工販売事業

利用事業

冷凍、冷蔵保管事業として、現在ののり養殖技術は冷凍のり網が必需で、10月に採苗し12月または1月にのり網を張り替えるまで、生産者ののり網を冷凍保管しています。

培養事業

組合員がのり養殖を行う為の種苗(フリー糸状体及びカキ殻糸状体)を養殖供給する事業です。大学や水産試験場等の研究機関と連携して本県漁場に適した優良品種の開発及び保存を行っています。フリー糸状体は、昭和51年「うまい佐賀のり種苗センター」を建設して以来本格的に取組みを開始しました。カキ殻糸状体は、種苗供給事業としてカキ殻糸状体を年間約600万個生産しています。

指導事業

社会経済情勢が進展する中、漁業者も広い知識と的確な情報把握並びに生産、経営、技術等の研究、改善が要求されます。
指導事業は、このような観点から漁業及び漁家経営に関する諸課題を中心に各種行事を開催するとともに漁場及び資源の管理を関係機関の協力を得て取り組んでいます。

共済事業

一般の保険会社と同様の事業で、組合の構成員を「共に済(すくう)」というものであります。