有明海の海産物・レシピ

シャコ(シャコ科)

シャコ(シャコ科)
学名
Oratosquilla oratoria
英名
Japanese mantis shrimp
地方名(方言)
シャッパ、ガネシャッパ、シャコ
主な漁場
砂泥質の海域
漁期
4〜10月
主な漁法
えび三重流し刺網、げんしき網、ばかかご

北海道から沖縄まで日本全土に広く分布し、沿岸の砂泥質海域に多い。有明海ではクルマエビやシバエビなどの刺網に雑魚(ぐざ、外道)としてかかって嫌われることも多い。エビ・カニ類と同じ甲殻類の仲間であるが、前脚(顎脚II)一対がカマキリのハサミのような形(捕脚と呼ばれる)をしているのが特徴。ちなみに英名はカマキリエビの意味。これで小魚やエビ、貝類等を瞬間的につかむ。

泥底にU字形の巣穴(生息孔)を掘る。巣穴の片方の入り口は大きく (直径 3〜14cm) 、他方は小さい(同 0.5〜3cm)。巣穴の断面は、かまぼこ型で底面は平坦で滑らか。その長さ(U字形の総延長)は体長6〜12cmの個体で、40〜80cmであり、餌を食べたり、産卵したりするのに快適なように、体が大きくなるほど巣穴も太く、長くなる。

産卵期は瀬戸内海で5〜8月、博多湾では4〜9月で盛期は6月であり、有明海でもこれとほぼ同じと思われる。メスは巣穴の中で卵を産み落とし、ふ化するまで14日ほど保護する。メスはほとんど保護にかかりっきりで、たまに餌をとるため穴を出る時も、脚で卵塊を抱えて持ち運ぶ。

寿命は3年〜3.5 年程度で、最大15cmに達する。すし種として有名であるが、塩ゆで、煮付にしてもおいしい。旬は夏。

(佐賀県水産課「佐賀のさかな図鑑」より)

前海もん有明海は干満の差が約6mあり、干潮時には沖合5〜7kmまで広大な干潟が広がります。 そこを棲みかとする生き物たちは珍しい姿・形をしていて「前海(まえうみ)もん」とも呼ばれています。